勝手口の段差が危ない!つかまり出入りのリスクと、安全にするための3つの工夫

はじめに|勝手口の段差、つい手をついていませんか?

昔ながらの家の勝手口は、ちょっとした段差があるもの。
お年寄りの方が「ここにつかまれば平気だから」と縁やサッシ枠に手をかけて出入りする姿、見たことはありませんか?

実はこの“つかまり出入り”、腰をひねったりバランスを崩したりして、転倒につながることが多い危険な動作なんです。
この記事では、そんな勝手口の段差を安全に整えるための3つの工夫をご紹介します。


1|段差の「高さ」をなるべく減らす|踏み台やステップで小分けに

まずは段差の高さを分割することが重要です。
市販のゴム製ステップ台や、滑り止めつきの昇降用踏み台を使えば、段差を2段に分けられ、足腰への負担も減ります。

  • 踏み台は滑り止め付きのものを選ぶ
  • 屋外用と屋内用で素材を選ぶ
  • 設置時にぐらつきがないか確認する

屋外の湿気や雨に強い樹脂製タイプも人気です。


2|つかまる場所を“壁”から“手すり”へ

高齢者の多くが、段差のそばの縁や壁に手をついて出入りしています。
ですがこれは、手が滑ったり、不安定な姿勢になる危険性があります。

代わりに、据え置き型の自立式手すりを設置することで、安定して出入りできる環境に変えられます。

  • 座って靴を脱ぐための支えにもなる
  • コンクリ固定不要で工事がいらないタイプもある

3|夜の出入りには“自動点灯ライト”を活用

勝手口はゴミ出しなどで早朝や夜にも使われがち。
暗い場所で段差を見誤ることも多く、転倒の原因になります。

人感センサー付きのLEDライトを勝手口近くに設置するだけで、夜間の出入りがずっと安全になります。


おわりに|ちょっとした段差にこそ、大きな危険が

勝手口まわりの小さな段差や習慣的な動作。
慣れているからと油断しがちですが、高齢になればなるほど“ちょっとした動き”に転倒リスクが潜んでいます。

「つかまっていれば平気」ではなく、
「安全につかまれる場所を作る」「段差をなくす」ことが予防の第一歩

ぜひ、家族で一緒に見直してみてください。

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