「階段が怖い…でも賃貸だから何もできない」そんな悩みに
高齢の親世代が、古い賃貸アパートや団地に一人で住んでいるケースは少なくありません。
中には2階に住んでいて、毎日の階段の昇り降りがだんだん不安になってきたという声も。
でも、
「賃貸だから手すりは付けられない」
「勝手に工事なんてできないし…」
そう思って、何も対策せずに過ごしている方が多いのも事実です。
実は“工事なし”でできる階段の安全対策があります
最近では、工具不要・工事不要で設置できる階段用の手すりが登場しています。
多くの製品は「置き型」や「据え置きタイプ」で、重さや摩擦で安定する構造になっており、退去時の原状回復にも配慮されています。
✅ こういったケースでよく使われています
- 築40年の団地で一人暮らしをしている80代女性が、2階への階段に置き型手すりを設置
- 高齢者住宅ではなく、古いアパートを借りている方が、安全のために簡易手すりを活用
- 「滑り止めマット+手すり」の組み合わせで足元の安定感をアップ
高齢者が使いやすい手すりの選び方
- 自立式・据え置きタイプ
→ 床に置くだけで使えるタイプ。工事がいらず、持ち運びも可能 - 段差に合わせた高さ調整ができるもの
→ 1段の昇降だけでなく、複数段でも対応可能な製品がおすすめ - 滑り止め付きの安定感のあるもの
→ 設置するだけでズレない仕様。ゴム脚や重しがついていると安心
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家族ができるサポートとは?
「うちの親は階段が危ないのに、本人は“まだ大丈夫”って言って聞かない…」
そんなときは、**「工事はいらないから、ちょっと置くだけだよ」**と優しく声をかけてみてください。
✔ 大家さんへの許可を取る際のサポート
✔ 手すりの設置を一緒に行う
✔ 一時的にレンタルして使ってみるのも◎
まとめ|賃貸でも、できることはあります
高齢者の方が住む古い団地やアパート。
そこには、“今さら環境を変えるのは大変”という心理的なハードルがあります。
でも、「ちょっと置くだけ」の対策で、転倒を防ぎ、安心を届けることは可能です。
手すりは、大きな工事が必要なものばかりではありません。
大切なのは、使う人が「怖くない」と感じられる環境づくり。
賃貸でも、できる工夫から始めてみましょう。
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