はじめに|“なんとなく気になる場所”こそ危険のサイン
「親の家は長年暮らしてきた場所だから大丈夫」
本当にそうでしょうか?
実際、事故が起きる場所は**“慣れた場所”**がほとんど。
だからこそ、**見落とされがちな“小さなつまずき”**が、
転倒やケガにつながってしまうのです。
今すぐ見直したい!住まいの安全チェックリスト
チェック項目 | 内容 |
---|---|
① 通路がモノでふさがれていないか? | 物の配置で歩くスペースが狭くなっていないかを確認 |
② 玄関や廊下に段差がないか? | 小さな段差でもつまずきの原因になります |
③ カーペットの端がめくれていないか? | めくれた部分に足を引っかけるケースが多数 |
④ 電源コードや配線が床を横切っていないか? | 足に引っかかる典型的な原因の一つ |
⑤ お風呂や脱衣所にすべりやすい床材がないか? | タイルなどは特に要注意 |
⑥ 廊下やトイレに手すりがあるか? | つかまる場所があるだけで転倒リスクが減少 |
⑦ 夜間用の足元灯があるか? | トイレまでの移動など暗い時間帯の安全対策に |
⑧ 玄関の段差や上がり框に手すり・踏み台があるか? | 出入り時のバランスを崩しやすい場所 |
⑨ イスや家具の脚がぐらついていないか? | 立ち上がり時の不安定さは危険です |
⑩ よく使う場所に荷物が集中していないか? | 台所や電話周辺はとくに注意して観察 |
チェックして終わりじゃない|“一緒に整える”のがポイント
ただ確認して「危ないな」で終わってしまうと、
本人は「そうだねぇ…」でスルーしてしまいがち。
一緒に動線を考えて整えることで、
「やってよかった!」という体験になります。
次回予告|何から始めればいい?優先したい3つのポイント
次回はこのチェックリストをもとに、
「優先して整備すべき場所」と「その理由」を解説します。
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