目次
はじめに|転倒予防は「ひとつの工夫」だけでは足りない
これまでの記事では、
✅ 家の中の危険に気づくこと
✅ 筋力・姿勢・足裏の感覚を整えること
✅ 習慣や気持ちの面も含めて整えていくこと
の大切さをお伝えしてきました。
今回はその総まとめとして、転倒を防ぐために整えておきたい7つのポイントを1記事にまとめます。
どれか1つでも始めてみることが、転ばない暮らしへの第一歩になります。
1. 家の中の“わずかな段差”をなくす
- 敷居やカーペットの端がつまずきの原因に
- 畳とフローリングの切り替えも段差になっていることが多い
- 色の違い・高さ調整・滑り止めマットなどで改善を
2. 浴室やトイレなど“滑る場所”を見直す
- 水まわりは転倒リスクの宝庫
- 手すりや滑り止めマット、踏み台で安心をプラス
- 立ち座りの姿勢も安定させる工夫を
3. コード類・こたつ線など“見えにくい障害物”を減らす
- 引っかかる原因になる細いコード、延長ケーブルは床に這わせない
- 壁沿いやカバー付きの整理グッズを活用する
- よく通る場所ほど危険。まずは玄関・廊下からチェック!
4. 筋力を落とさないように、軽い運動を続ける
- もも上げ・かかと上げ・スクワットなどは自宅でOK
- 無理のない範囲で「今日はこれだけでもいい」と割り切る
- 運動=転ばないための“投資”
5. 姿勢を意識するだけでも安定感アップ
- 背中が丸まると足元が見えなくなり、ふらつきやすくなる
- 壁を使ったリセット姿勢、体幹ツイスト、片足立ちなども有効
- まずは「今、自分の姿勢どうかな?」と気づくことから
6. 足の裏と指の感覚を取り戻す
- 足裏のセンサーが働くと、踏ん張りがききやすくなる
- 指のグーパー運動、ボール転がし、足裏マット活用が効果的
- スリッパを脱いで“地面を感じる”習慣を持つのも大切
7. 「転ばない習慣」を生活に取り入れる
- 歩くときに手すりを使う
- 靴を履くときに椅子に座る
- 体の変化を無視しない(「まだ大丈夫」は危ない)
転倒はほんの一瞬の油断から。
だからこそ、転ばない工夫を“毎日の当たり前”にすることが最大の予防になります。
まとめ|どれか1つからでも、始めれば変わる
すべてを完璧にやる必要はありません。
✅ 気づくこと
✅ 1つだけでも動くこと
それが、これからの安心につながります。
「転ばなければ、暮らしはもっと自由になる」
そう信じて、今日から少しずつ整えていきましょう。
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