高齢者の転倒予防は「靴選び」から
転倒事故の多くは「家の近く」「段差の少ない場所」で起きています。
その原因のひとつが、足に合っていない靴・かかとの固定がされていない靴・すり減りすぎた靴。
とくに高齢になると、足の筋力やバランスが変化しやすく、今まで使っていた靴でも危険になることがあります。
この記事では、「高齢者に合う安全な靴とはどんな靴か?」をわかりやすくお伝えします。
1|滑りにくい靴底が基本!
まず大切なのが、**靴底の「滑りにくさ」**です。
雨の日や砂利道でもしっかりグリップする、凹凸のあるラバー底を選びましょう。
- ツルツルの靴底は危険!
- 削れてしまって形が変形しているものも滑りやすくなっています
2|かかとをしっかり支える設計
次に重要なのは、かかとが固定されること。
スリッパやサンダルのように、かかとが浮いてしまう靴は足元が不安定になり、つまずきやすくなります。
✅ かかとをしっかり包む「ホールド感」があるか確認しましょう。
3|脱ぎ履きしやすい工夫も大切
足腰が弱くなると、屈んで靴紐を結ぶのも負担に。
面ファスナー(マジックテープ)やゴムバンドタイプは、手軽に履けて便利です。
- 手先が不自由でも着脱がしやすい
- 介助する家族も扱いやすい
4|フィット感とサイズ調整ができる靴を
高齢者の足は「むくみ」や「変形」も起こりやすいため、足に合わせて微調整できる靴がおすすめです。
- 幅広タイプ(3E〜5E)
- アッパーが柔らかく足にフィットする素材
- インソールで高さ調整可能
5|日常用と外出用で靴を分けるのも◎
室内用と屋外用を分けておくと、
靴が劣化しにくく、機能性を保ちやすくなります。
とくに外出用は「歩きやすさ」「安定感」を重視しましょう。
おすすめアイテム
以下のような介護シューズは、使いやすさと安全性を兼ね備えています。
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まとめ|「その靴、まだ履けてるけど大丈夫?」
ご高齢の方にとって、「今まで大丈夫だった靴」が、
ある日突然、転倒のきっかけになることがあります。
今の靴が「滑りにくいか」「しっかり足を支えているか」
ぜひ見直してみてください。
ちょっとした変化が、大きな安心につながります。
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