はじめに|久しぶりの実家、どこか心配になったことありませんか?
離れて暮らす親の家に行ったとき、
「なんだかモノが多いな」
「カーペットの端、ちょっと危ないかも…」
「コードに足引っかけそう…」
そんなふとした“違和感”を感じたことはありませんか?
実はこの“ちょっとした違和感”こそが、転倒リスクのはじまりです。
そして住んでいる親自身も、実はこう思っていることが多いのです。
「片付けなきゃとは思ってるけど、どうしていいか分からない」
「今さら家を変えるなんて無理」
「今は何とか生活できてるから…」
こうして“必要性は感じているけど、行動に移せない”まま、
思いがけない転倒や事故につながってしまうこともあります。
なぜ親世代は住まいの環境を変えにくいのか?
- 🌪 何をどう片付ければ安全になるのか、わからない
- 🧠 新しい配置や動線に頭と体が慣れるか不安
- 💸 お金や手間がかかると感じて、後回しにしてしまう
でも実際にリハビリの現場では、
「もっと早く環境を見直しておけばよかった…」
という声を多く聞きます。
今こそ“プレゼント”として家を整えるという発想を
家具や家電と同じように、
「親の住まいを少しだけ整える」ことも立派なプレゼントになります。
たとえば:
- ✅ つまずきやすい場所にすべり止めマットを敷く
- ✅ 物が多い部屋に手すりや簡易棚を設置する
- ✅ 電源コードを配線カバーでまとめる
こうした一歩で、転倒のリスクはぐっと減らせます。
次回予告|見直したい住まいのチェックポイントとは?
次回は、親の家の転倒リスクを見極めるチェックリストをご紹介します。
「ここが危ないかも?」と思ったら、少しずつ整備していきましょう。
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