「立ったまま靴を履こうとして、フラついた…」
玄関での靴の着脱中の転倒事故は、高齢者の生活の中でも意外と多い場面です。
- 手すりに頼れず片足立ちでぐらつく
- 靴を押し込もうと身体が前に傾く
- 玄関の段差でバランスを崩す
このようなちょっとした動作の中に、転倒のリスクが潜んでいます。
安全な「座って靴を履く」習慣づくりがカギ
ご本人の身体機能を考えたとき、無理に立って履こうとするよりも、座って履く方が安全かつ確実です。
座ることで…
- 体の重心が安定する
- 両手を使える
- 時間をかけてゆっくり動ける
というメリットがあります。
玄関に「座れる場所」を用意しよう
✔ 安定したイスや玄関ベンチ
- 高さは40〜45cm前後が立ち座りしやすい
- 背もたれや肘掛けがあるとより安心
- 靴を履いたあとにそのまま立ち上がりやすい構造がベスト
✔ 折りたたみ式は避けるべき?
- 軽量すぎる椅子は倒れやすい
- 安定感を重視した作りを選ぶのが◎
✔ 靴べらも手元に届くように配置
- ロングタイプの靴べらをイスの横に掛けられるようにすると便利
- フックや専用スタンドの活用もおすすめ
おすすめアイテム(自然に導入できる商品)
以下のような商品は、インテリアになじみやすく、設置も簡単です。玄関スツールの横にスタンド付きのくつべらを老いておく組み合わせはオススメです。
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家族がサポートしやすくなる玄関とは?
玄関で「どこに座って」「どの靴を履くか」が自然に決まっていると、ご本人も安心できます。
✔ 靴がいつも同じ場所に置いてある
✔ 靴べらがすぐ使える位置にある
✔ 履き替え中に会話ができるゆとりがある
このような**“日常の流れ”を支える環境**が、
「よし、出かけよう!」という気持ちの後押しにもなります。
まとめ|座って履ける玄関は、転倒を防ぐ第一歩
高齢になると、立ったままのちょっとした動作が事故につながることもあります。
玄関に“座れる場所”を用意するだけで
- 安心して靴を履ける
- 家族が自然に手を貸せる
- 「ちょっとそこまで」も億劫にならない
という変化が生まれます。
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