靴を脱ぐとき、かかとを踏むのってアリ?高齢者の動作を安全にするための考え方

玄関で靴を脱ぐとき、かかとを踏んで脱ぐのは高齢者にとって危険?実はこの動作、完全にNGではありません。リハビリ現場の視点から、安全に行うための工夫や靴選びについてわかりやすく解説します。

■ 靴を脱ぐとき、かかとを踏むのってアリ?

高齢者の生活場面でよく見かける動作の一つに、「反対のかかとを使って靴を脱ぐ」という方法があります。
かがまずにサッと脱げるので、特に腰や膝がつらい方にとってはありがたい方法かもしれません。

では、この脱ぎ方って本当に安全なのでしょうか?


■ 一見ラクだけど、転倒リスクがある理由

この「かかとを踏む脱ぎ方」は、実は体がグラつきやすい姿勢になります。

  • 片足立ちになりやすい
  • 上半身がねじれてバランスを崩しやすい
  • 靴のかかとが潰れて歩きづらくなる

こうした理由から、リハビリや介護の現場では転倒リスクの一因になる動作として注意されることもあります。


■ 否定はしない、でも「より安全にする工夫」が必要

ただし、この方法を完全に否定する必要はありません。
本人が慣れている動作なら、より安全にできるよう環境を整えることが大切です。

たとえば…

  • 靴が脱ぎやすい場所に手すりをつける
  • 安定して立てる玄関マットや踏み台を設置する
  • かかとを踏まなくても脱げる靴を選ぶ

こうした工夫で、「いつもの脱ぎ方」でも転倒リスクを下げることができます。


■ 靴選びを見直すのも一つの方法

高齢者におすすめの靴は、以下のような特徴があるものです:

  • スリッポンタイプで手を使わず脱ぎ履きできる
  • かかとがしっかりしていて歩行時に安定感がある
  • 室内と外出の両方で使える軽量タイプ

もしご家族が靴の脱ぎ履きに苦労しているなら、動作に合った靴を選ぶことで毎日がもっと快適になります。


■ まとめ|“今のやり方”をより安全にする提案を

かかとを踏んで靴を脱ぐ動作は、習慣的に行っている方も多く、「その人らしさ」とも言える動作です。
だからこそ、無理に変えるのではなく、「今のままでも安心できる環境」を作っていくことが大切です。

リハビリ現場でも、「やり方を否定するのではなく、安全に続けられる方法を一緒に考える」ことを大事にしています。

支える場所が「あるか・ないか」で安心感が変わる

実際に、玄関に「つかまる場所」があるだけで、脱ぎ履きの安定感はグッと増します。

私もこれまでに多くの高齢者の方を見てきましたが、
✔️ 靴を脱ぐときにふらつかなくなった
✔️ 毎朝の身支度が安心になった
という声は非常に多いです。


本格派だけど工事不要!おすすめはパナソニックの「片手すり」

玄関用の手すりにもいろいろありますが、不安定な製品はむしろ転倒リスクを高めてしまうことも。

そこでご紹介したいのがこちらの手すりです👇

✅ この製品のポイント

  • 27.5kgの自重でしっかり安定
  • 押して支える構造で安心感が高い
  • 工事不要!置くだけで設置完了
  • 対応段差:16〜36cm

市販の軽量タイプの手すりと比べて、「グラつきにくさ」が段違いです。


転倒予防は「今すぐ」始められる

転倒は一瞬のことですが、その後の生活に大きな影響を及ぼすこともあります。

だからこそ、日常の小さな不安を減らす工夫が大切。

もしご自宅の玄関で「ちょっと不安だな」と感じるなら、
一度こういったアイテムを取り入れてみることをおすすめします。


まとめ

  • 靴の脱ぎ履きは転倒のリスクが高まる場面
  • 支えがあるだけで安心感が違う
  • 不安定な製品ではなく、「安定性重視」のものを選ぼう
  • パナソニックの片手すりは、工事不要で家庭でも導入しやすい
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