ちょっとそこまで…の外出が、実は転倒リスクに?
高齢の親御さんと暮らしていると、「ちょっとだけ外に出る」場面って意外と多いもの。
たとえば…
- ゴミ出し(朝の慌ただしい時間帯)
- 庭や畑の手入れ(玄関周りでの作業)
- 物干し場への移動(ベランダや庭先まで)
- 宅配対応やご近所との立ち話
こうした短時間の外出では「わざわざ靴を履くのは面倒」「玄関にあったサンダルを適当に履く」など、つい安全意識が下がりがち。
実はこの“ちょい外出”こそ、転倒のリスクが高まるタイミングでもあるのです。
脱ぎ履きしやすい=安心、ではない?
高齢者の玄関靴でよく見かけるのが、以下のようなタイプ:
- かかとのないサンダル
- クロックスのような軽い履物
- ビーチサンダルや突っかけタイプ
確かに履きやすいですが、「つまづきやすい」「かかとが浮く」「足をしっかりホールドできない」などのリスクも。
特に、コンクリートや土の上で滑りやすい素材だと転倒の危険性が高まります。

安全な“玄関靴”を選ぶ3つのポイント
- かかとがしっかりあること
→ 軽くても脱げにくく、歩行が安定します。 - ソールに滑り止めがあること
→ コンクリートや土、濡れた地面でも安心。 - 玄関で着脱しやすいこと
→ しゃがまずに履ける構造、または玄関スツールとの相性が良いもの。
おすすめは「屋外対応スリッポンタイプ」や「クロッグ系サンダル」
ちょっとした外出に使いやすく、かつ安全性もある靴として以下のようなタイプが人気です:
- アウトドア対応スリッポン(防水タイプ)
→ 例:通気性が良く、雨上がりでも滑りにくいもの - かかとベルト付きクロッグ
→ クロックスタイプがどうしても好きな方はそこが滑りにくい素材になっているものがオススメ。
屋外でもOKな素材で、しっかりフィットする構造 - 「屋外OK」な室内履き風シューズ
→ 庭や物干しまでの短距離移動に最適
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使用シーン:庭や物干しスペースにおすすめな靴とは?
想定される生活シーンは以下のようなケース:
- 戸建て住宅で庭に物干し竿があり、土の上に干す
- コンクリの玄関ポーチから外に出て、土の上で洗濯物を干す
- 時には草取りなどの軽作業も
こうした場面では、以下のような条件が重要です:
- 汚れが付きにくい素材(撥水・防泥)
- すぐ洗える or 拭けるタイプ
- 足首がホールドされているもの
→ たとえば「ガーデニングシューズ」や「アウトドアサンダル」なども検討の余地あり。
まとめ|“ちょい外出靴”を整えると、毎日が安全に変わる
ほんの数分の外出でも、足元の装備次第で大きくリスクが変わります。
家族の安全を守るためにも、「ちょい外出用の玄関靴」を一度見直してみませんか?
そして、そのついでに玄関の整理整頓もおすすめ。
履かなくなった古い靴や、使っていない靴箱を見直すことで、転倒リスクの軽減にもつながります。
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