椅子から立ち上がるとき、つらく感じることはありませんか?
- 立ち上がるときに「よいしょ」と声が出る
- 何かにつかまらないと立てない
- 一度座ると、立つのが億劫になる
こうした変化は、多くの高齢者の方が感じています。
「座れるから大丈夫」と思われがちですが、
実は“立ち上がり”は体にとても負担のかかる動作 です。
椅子からの立ち上がりがつらくなる理由
立ち上がる動作では、
- 太もも
- お尻
- 体を支えるバランス力
が同時に必要になります。
特に多いのが、
太ももの力が弱くなっているケース です。
すると、
- 低い姿勢から一気に体を持ち上げる
- 上半身を前に倒して反動で立つ
といった動きになりやすく、
腰や膝、肩に負担がかかります。
「低すぎる椅子」がつらさを強めていることも
現場でよく見かけるのが、
- 座るときは問題ない
- でも立ち上がるのがとてもつらい
という方です。
原因のひとつが、
座面の低い椅子やソファ です。
座面が低いほど、
- 立ち上がりに必要な力が増える
- 前に倒れないと立てなくなる
ため、体への負担が大きくなります。
立ち上がりを楽にするためのちょっとした工夫
無理に筋トレをしなくても、
次のような工夫で立ち上がりは楽になります。
- 座る前に、椅子の位置を少し前にする
- 立つときは、足を少し後ろに引く
- 上半身を軽く前に倒してから立つ
また、
立ち上がりやすい高さの椅子を使う ことも、とても大切です。
座面が高めの椅子という選択肢
立ち上がりがつらくなってきた方には、
- 座面が高め
- 安定感がある
- 深く沈み込まない
椅子が向いています。
低い椅子に比べて、
- 太ももへの負担が減る
- 反動を使わずに立ちやすい
というメリットがあります。
「まだ介護用は早い」と感じる方でも、
少し高さのある椅子 に変えるだけで、
立ち上がりがかなり楽になることがあります。
手をついて立つクセがある方へ
立ち上がるときに、
- テーブル
- 椅子の肘
- 膝
に手をつくクセがある場合、
肩や手首への負担が増えやすくなります。
まずは、
- 椅子の高さを見直す
- 足の位置を整える
ことで、
手に頼りすぎない立ち上がりを目指しましょう。
立ち上がりのつらさは「体からのサイン」
立ち上がりがつらくなるのは、
決して珍しいことではありません。
ですがそれは、
- 足腰の力が落ち始めている
- 動作が負担になってきている
という 体からのサイン でもあります。
無理を重ねるより、
- 環境を整える
- 体に合った高さを選ぶ
ことで、
日常の動作はずっと楽になります。
「座れる」より「立てる」を大切に
椅子選びでは、
「座り心地」だけでなく
「立ちやすさ」 も大切です。
- 毎日の立ち上がりを楽にする
- 動く回数を減らさない
- 将来の不安を減らす
そのための工夫として、
椅子の高さや環境を見直してみてください。
立ち上がりを楽にするために、椅子とクッションを見直してみましょう
立ち上がりがつらいと感じたとき、
体を鍛える前にできることのひとつが、
椅子やクッションの見直し です。
毎日使うものだからこそ、
少しの違いが動作のしやすさに大きく影響します。
① 座面の高さが「低すぎない」こと
立ち上がりやすさで、最も重要なのが座面の高さです。
目安としては、
- 座ったときに、膝が股関節より少し低い位置
- 足裏がしっかり床につく
この高さだと、
太ももにかかる負担が減り、立ち上がりが楽になります。
逆に、
- 深く沈み込むソファ
- 座面が低い椅子
は、立ち上がりをかなり大変にします。
② 座ったときに「沈み込みすぎない」
柔らかすぎる椅子やクッションは、
- 座ると楽
- でも立つときに力が必要
という状態になりやすいです。
立ち上がりやすさを考えるなら、
- ある程度の硬さがある
- 体が安定して支えられる
クッションや座面がおすすめです。
③ 椅子の安定感も重要なポイント
立ち上がるときに椅子が動くと、
それだけで不安が強くなります。
確認したい点は、
- 椅子が軽すぎない
- 座った状態でぐらつかない
- 床との接地が安定している
安心して体重を預けられることが大切です。
④ 肘掛けがあると立ち上がりが楽になる
可能であれば、
- 両側に肘掛けがある
- 手を置いたときに力をかけやすい
椅子を選ぶと、立ち上がりがさらに楽になります。
ただし、
- 肩が痛い
- 手首に負担が出る
場合は、
肘掛けに頼りすぎず、座面の高さ調整を優先しましょう。
⑤ クッションは「補助」として使うのがおすすめ
今使っている椅子をすぐに買い替えられない場合は、
立ち上がり補助用クッション を使うのも一つの方法です。
- 座面を少し高くする
- 沈み込みを減らす
といった効果があります。
クッションを選ぶときは、
- ずれにくい
- 適度な硬さ
- 座っても安定する
点を意識すると安心です。
「立ち上がりやすさ」は毎日の安心につながります
椅子やクッションを見直すことで、
- 立つ動作が楽になる
- 体への負担が減る
- 動く回数が減りにくくなる
といったメリットがあります。
無理に頑張るより、
環境を整えることが、いちばんの近道 になることもあります。
立ち上がりを楽にしたい人におすすめの椅子・クッション
立ち上がりがつらくなってきたとき、
いきなり大きな対策をする必要はありません。
今の状態に合わせて、少し補助してくれる道具 を取り入れるだけでも、
日常の動作はかなり楽になります。
ここでは、使いやすい2つのタイプを紹介します。

① 座面が高めで安定感のある椅子
次のような方には、
座面が高めに作られた椅子 が向いています。
- 低い椅子から立つのが特につらい
- 反動を使わないと立てない
- 椅子に座る時間が長い
このタイプの椅子は、
- 座った位置が低くなりすぎない
- 太ももへの負担が少ない
- 立ち上がる動作がスムーズ
といった特徴があります。
「介護用」という見た目ではなく、
普段使いしやすいデザイン のものも多いため、
抵抗感が少ないのもポイントです。
② 今の椅子を活かせる立ち上がり補助クッション
「椅子は変えたくない」
「今の椅子が気に入っている」
そんな場合には、
立ち上がり補助クッション を使う方法もあります。
このタイプは、
- 座面を少し高くする
- 沈み込みを減らす
ことで、立ち上がりを助けてくれます。
特に、
- ソファが低い
- 椅子が柔らかすぎる
と感じている方には、
無理なく取り入れやすい方法です。
③ クッションを選ぶときの注意点
立ち上がり補助クッションを選ぶ際は、
次の点を確認しておくと安心です。
- ずれにくい構造か
- 適度な硬さがあるか
- 座ったときに安定するか
柔らかすぎるものは、
かえって立ちにくくなることもあります。
「座ると楽、立つと大変」
にならないよう、硬さと安定感 を重視しましょう。
椅子もクッションも「無理を減らすための道具」
椅子やクッションは、
- できなくなったから使う
- 介護が必要だから使う
ものではありません。
- 今の体を守る
- 動く回数を減らさない
- 生活の負担を軽くする
ための 環境づくりの一部 です。
「立ち上がるのがつらいな」と感じたときは、
まずは椅子やクッションから見直してみてください。
こんな人には特におすすめです
- 立ち上がるたびに不安を感じている
- 家の中での動作を楽にしたい
- 将来のために、今できることをしておきたい
無理をせず、
続けられる形で生活を整える ことが大切です。

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